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2017.09.11更新

 最近、韓国歴史ドラマにハマリ、トンイ、広開土大王、階伯、大風水などなど、ついでに中国歴史ドラマの水滸伝、大秦帝国、明の朱元璋などを月々定額料金のU-NEXTからiPadにダウンロードして、電車での移動の際などに観ています。ちょっと興味があると、その当時の歴史の本で知識を補完しながらなのでなかなか進みませんが、楽しく大人の勉強をしています。
 そんな中、観ていて気が付くことは、どの国にも「奴隷」がいるな!ということです。
 敵国と戦って、戦勝国は敗戦国の男女を自国に連れ去り、戦闘船の漕ぎ手や建築土木、女子だと王宮の下働きなどに使い、韓国などは、新羅、高句麗、百済などが内戦で戦い、同国の人たちを奴隷として重労働、低カロリー、ゼロ収入の職(?)につかせ、死ぬまでこき使っています。
 彼らは言います、「私のような奴婢には、そのようなことは考えもできません」と。彼らが奴婢から這い上がるには相当な手柄を立てて「免賤」されて、奴婢証を焼いてもらうしかないのです。
 そして思うのは、日本には「奴隷」がいないな、いや待てよ「宦官」もいないな!ということです。
 世界を見回しても「奴隷」は各国に存在し、その国の3Kの仕事は彼らに押し付けられていました。  
 王様の女に手を出さないように「宦官」にされた人たちも日本にはいません。
 なぜ日本には「奴隷」制度が根付かなかったのか、そもそも優しい民なので、人を狩って捕まえて働かせなることができなかったのか、そこで関連の本を読んでみると。
 どうやら日本では古代から「分業」制度が発達していて、民がみんな仕事を持ち働いているので、特に「奴隷」が必要なかったのではないか、その証拠に当時の中国や秀吉の戦争で朝鮮半島から連れてこられた民は日本で「奴隷」になることはなく、大工、陶工などの仕事=分業を与えられ、家も持てたし、家庭も築き、今もその子孫は日本列島に営々と生を営んでいるのです。面白い国「日本」なのです。

投稿者: 税理士法人SETACS